2004年2月11日〜2月18日


西岡良弘 「陶板」展






初めての窯出しのとき「えっ、これも、これも?」

というようなものまで処分していく西岡氏に心底驚いた。

ある日、良弘氏に尋ねた。

「唐津焼きで一番とれにくい作品は?」

即座に「陶板」という返事。

唐津の粘土は砂気が多く、腰が弱いので、

長方皿を高温で焼成すると全んどが割れてしまうのだという。

ましてや、完璧主義の彼のこと、

満足するあがりの作品はめったに無いのだろうと思った。

「それならば…」ということになり、

あえて今回はその陶板を中心にした一会。

「良弘唐津のこだわり」とくと御高覧あれ。



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 2004年6月22日〜6月29日


三原研 「蓋物」展
 





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 2004年7月28日〜8月6日


古更紗 展
 




たった一枚の布が、空間を華麗に魅了する…

更紗の魅力はその繊細さのなかから発する

底知れぬ力強さではなかろうか?

歳月の深みと布という軽やかな美を飾る展覧会です。


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 2004年10月6日〜10月15日


古天命 展
 




はるか…遥か…昔、

茶席の釜とは別に日常使いの湯釜が造られていた。

質実な鉄肌、華美な装飾を除いた力強い造形は、

戦国時代の野武か、あるいは気概を秘めた老僧の如き風貌を称えている。

室町、桃山期に制作された風炉、茶釜、鉄瓶、五徳などを展示。

和鉄の妙味とくと御高覧あれ。



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 2004年11月24日〜12月3日


田中敏雄 展