2008年5月26日〜6月7日


小川待子展






相模灘を望む小高い山の中腹に小川さんの住まいはある。

千変万化する空と海は一日中眺めていても飽きないらしい。

時として、大風はうなりを発し、樹々を薙ぎ倒さんばかりに山野を暴れ回る。

待子さんは、そのあり様に目を見張り、満たされ、奮い立つという。

「内剛外柔」 ー 物事の本質を見定め、妥協、ごまかしは一切無用。

知れば知るほどに魅力が増す作家だ。



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 2008年11月11日〜11月20日


田中敏雄 漆芸展
 




鏨や槍鉋などを駆使する田中さんの漆(作品)は、あたたかい。

今回は初めて蓋付き椀を製作された。

身の微妙な口造りの違いにかなりの歳月を費やされた。

ひとつひとつ、とことんこだわり続け、

齢八十有余年。

感性も生き方も天然記念物のような方だ。