2013年2月5日〜15日


田中敏雄展






愛らしい茶托である

全ての彫文様が決まるまで二十数年

こんなこともある・・・と苦笑いする田中氏

今展で漸く五客揃い踏みの御披露目となった

得心するまでの時間も制作の一端

このような作家もいるから

この仕事を続けていられるのかもしれない



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小磯良平・牛島憲之展

2013年5月15日〜20日



 東京美術学校西洋科時代、共に學んだ二人の画家。

卒業後、同級生で結成した「新社会」で発表を続けた。

今まで殆ど公開されることのなかった

作品を中心に展覧いたします。




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 2013年7月11日〜13日


使えない茶碗展







久しぶりに自作の碗を並べてみようと思います。

我がギャラリーで展覧するのは如何なものかと思いましたが

阿曾美術の空間も自作なのだからと自己解釈。

暑中の最中、ひと笑い戴ければ幸いです。




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2013年9月12日〜20日


古谷和也展


ー土のすがたー






剥き出しの大地のような肌と、自然釉の表情が融和して

様々な景色を生み出す。

信楽の豊かな大地の育みが、信楽焼の肌になり表情になるようだ。

装飾のない信楽焼は、土そのものの姿をみせる。

そのすがたは何のごまかしもなく、潔い。

古谷氏が生み出す「土のすがた」を是非ご覧ください。




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2013年10月22日〜30日


三原研展VII








稜線は緩やかに昇り曲線を描きながら下る

ひとつひとつ問いただしながら

心の風景を織り成していく


三原研



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2013年11月26日〜12月5日


西岡良弘展XIV








「唯、いいものを創りたい一心です」

唐津の西岡氏の工房を訪ねた際に最も印象に残った言葉である。

成形しにくい唐津の陶土と妙味ある多様な釉薬を掌中すべく探求するその姿。

芸術という孤独を歩む強い意志。

作品が生まれる陰の世界を垣間見た気がした。

新たな良弘唐津の魅力を御高覧頂きたく御案内申し上げます。


(光)