2016年1月12日〜22日

西岡良弘展 XVI








「成長なければ衰退」が持論の西岡氏。

造形、釉薬、窯焚き…

美しい作品の奥にある陶芸家の格闘。

「制作上やりたいことがまだまだある」とも。

今回出品される作品も、繊細にして剛。

初春の一会、御高覧頂けたら幸いです。

(光)


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 2016年5月17日〜27日

夏目有彦展







根来塗で著名な夏目有彦氏が亡くなられてから早16年が経ちます。

氏が大徳寺の什器を制作されていた頃からの御縁で、

平成元年、当ギャラリーのオープニングは夏目有彦展でした。

巨体を揺らしながら歩き、食事はあっという間、

パイプをくゆらし、木曽の山中をJEEPで飛ばし、

漆の研究のため幾度もミャンマーに出掛けては

持ち帰った漆器について熱く語られていた。

豪快な作品を掌に取る度に、哀しいほどに愛しい思いが

今でも込み上げてくる。




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 2016年7月6日〜9日

阿曾一実展





幼い頃は青い空や星をぼんやり眺めるのが好きだった。

物心ついた頃からは、じっとしているのが苦手になり、

仕事の合間をみては、書、陶、絵、旅、文…など、

気の向くまま何かしらをしていたように思う。

表現の異なる制作は私にとってたのしい時間。

「おちつきがない、子供みたい」

と言われながら、落ち着き場所を探す日々。

はぐれた回遊魚に親近感を覚え、

久方ぶりに「手遊び」を列べてみようと思いました。

書中の折、皆様の御自愛祈念申し上げます。




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2016年9月27日〜10月5日

古谷道生 展








掌にのるほどの愛らしい蹲(うずくまる)形の花入である。

美しい信楽の緋色や窯変を探求し、幾度と無く窯を築き直し、

窯の魔術師と云われた古谷氏が若くして他界し早16年。

没後2回目の遺作展を開催致します。

息子さん達も跡を継いで作陶に励み、

微力ながら私も見守っていきたいと思っています。

道生氏独自の風趣をお楽しみ戴ければ幸いです。



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 2016年10月27日28日29日

井上有一 展 XIII









花を愛しんだ井上有一

生誕百年を記念し

有一作品に花を添えてみたいと思った


水急不流月

(水急なれど月ながれず)


どの有一作品に 

どのような花を

どの花器に生けるかは未定

会期まで思いの丈を温めたい



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 2016年12月13日〜22日

池田巖 展